フロイト
- 作者: ラッシェル・ベイカー,宮城音弥
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1975/01
- メディア: 新書
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本書はフロイトの生涯についてうまくまとめている。といっても新書レベルなのでその印象はあくまでも表面をなぞった程度である。
その中で面白かった点に、フロイトが幼いときは価額主義的な思想を持っていたというもの。
またおさらいとしてフロイトの言う人間の発達段階についてメモしておく。「口唇段階」、食べることなど口を使う欲望の段階で、この傾向の強い人は他人の注目や依存を求める性格となる。次が「肛門段階」である。赤ん坊が排泄についてからだの働きを知る段階であり、これが強いとケチで頑固でまたサディズム的な性格になる。3つ目が「男根期」で、性的な欲望が性的に局在してくる段階である。