仏教の人間観
- 作者: 橋本凝胤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1969/06
- メディア: 新書
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仏教の教えでは、西洋の主体と客体の2元論を否定する。世界を自らの主観において、理解しなければならないとする。ただこれを、現象学のようにとらえると間違いえてしまうと思う。
そして、数多くの煩悩を克服しなければならない。このために、法(ダルマ)という思想が必要になる。ダルマとは、自然の理法・因果の理法のことである。得られるべきものは得られるし、得られないものは得られない、ということを納得することだ。これを理解できないところに、業というものが生まれてくる。