零の発見

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)

零の発見―数学の生い立ち (岩波新書)

 数学にまつわる新書。通俗的な読み物を目指したという著者の言葉にあるとおり、非常に分かりやすい。本書は2部構成になっている。前半が、数字の歴史を紹介しながら、どのようにして「0」が生まれたのかを解説する。後半は、古代ギリシャ時代の、ピュタゴラスの数学についてまとめられている。