夏のレプリカ

夏のレプリカ (講談社文庫)

　これまでに読んだ森作品の中で、１番おもしろかった。
　犀川先生や萌絵などのおなじみのキャラクターがなかなか登場しないぶん、はじめからガンガンドラマチックな展開で攻めてくる。最後も、ミステリにありがちであるといえばそうなのだけれども、かなりドラマチックだ。小道具の使い方がうまい。