さよなら妖精

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

 創元推理文庫より出ている米澤穂信のミステリ。
 高校3年生の主人公は雨宿りをしている白人の女の子と出会う。彼女は遠くユーゴスラウ゛ィアよりやってきていた。彼女は夏の始まろうとしている2ヶ月を一緒に過ごし、ユーゴスラウ゛ィアに帰っていった。
 物語の構造は以前読んだ同じ作者の「氷菓」と変わらない。いくつかの小さな謎を解いていきながら物語が進行していき、最終的に大きな謎があらわれ、その謎を解くために今までの謎が伏線として機能してくるというしかけになっている。
 読ませる。おもしろい。