謎の彼女X

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)

謎の彼女X(1) (アフタヌーンKC)

 植芝理一は変わらない!
 アフタヌーンに載った読み切りを見つけて、切り抜き、ファイルにしてから2年、ついにコミックスが出るまでになった。待ってたぜ。内容は「ディスコミニュケーション」の松笛くんと戸川さんを引っくり返したみたいなお話で、かわりばえしないのだけれども、いやいやいやいやおもしろい。
 僕が一番好きなころの植芝理一って、「ディスコミ(無印)」の最後の方の、女の子が自分の涙を一升瓶に集めている話とか(すごい話だな…)のころで、「夢使い」のときは、絵柄もお話も含めて、違う方にいっちゃたなあ、なんて思っていた。でも、この作品では原点回帰?したのか、あのころの懐かしい絵柄に戻ってきている。お話もさえない文化系少年(もしくは、だった)の人たちのこころをわしづかみだ。

わたし―
すっごくうれしい事が起こると―
口から多量に”よだれ”があふれ出ちゃうの…

 全速力だな。