戦う司書と恋する爆弾

戦う司書と恋する爆弾 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と恋する爆弾 (スーパーダッシュ文庫)

 読めなかった。
 朴訥な印象の文章は、童話の雰囲気を意識しているのだろうか。エンデが好きなのは、その作品中から分かるのだけれども、文章の段階で、僕は受け入れられなかった。
 キャラクターの描写や設定の説明も、もっとストーリーにからめるようにしないと、読んでいて退屈だ。
 キラリキラリと才能の光る部分はあるのだけれども、それは点在してしまっていて、全体につながっていってない。残塁13で完封に押さえられた試合、みたいな感じだった。